夏!になってきましたね。
明日から東京藝術大学大学美術館で開催される
草原の王朝 契丹 ― 美しき3人のプリンセス ― を観てきました。
中国歴史関連の知識は、非常に乏しいビス子ではありますが、
映画レッドクリフは見ていたので、
レッドクリフの時代背景との年代を比較してみました。
レッドクリフは、3世紀の中国・三国時代が舞台。
契丹は、10世紀初頭にモンゴル草原で生まれた王朝。
あ、なんとなく契丹の時代が理解できはじめました・・・。
入ってすぐに、契丹王朝の勢力地図があります。
各国の位置関係が一目でわかるので、じっくり見られることをオススメします。
今からおよそ1100年前の東アジア世界は、唐王朝の滅亡をうけて
各地に新たな国が登場する「変動の世紀」といわれてます。
そうしたなかで、いちはやく国づくりに着手したのが
遊牧の民・契丹の諸部族を統括した実力者耶律阿保機(やりつあぼき)です。
10世紀初頭に国家の体制をととのえた契丹国は、騎馬戦術や周辺諸国との
活発な交流によって富み栄え、広大な領土を保有するようになります。
1125年に女真族(じょしんぞく)の金に国を滅ぼされたのちも、
中国大陸を指す言葉として「契丹」の名かいまに伝わり、
彼らがのこした文化遺産はいまも輝きつづけています。
本展覧会では、契丹の文化について、3人の皇族女性にまつえわる
金銀器、装飾品、仏塔への奉納品などを中心に紹介されています。(初公開多数)
曲線が美しい白磁の壺や、装飾がされたガラス瓶や、舎利塔がならんでいました。
舎利塔とは、舎利(遺骨)を安置するために作られた室内に置く小塔のことです。
歴史のお勉強ができる展覧会です。
草原の王朝 契丹展の詳細は、こちらの特集ページをご覧ください。
★まいどのおまけ
ポストカード、ファイル、お香などの契丹グッズがありましたよ。
おおっ!っと注目したのが、こちら。
仏教歴史地図とか、シルクロード歴史地図なんていうものがありました。
他にも、陶磁史地図、中国歴代帝王系譜も。
中国の歴史マニアにはたまらないアイテムではないでしょうか!
★ミニ情報
マウリッツハイス美術館展の待ち時間は、
12時半頃は50分待ちで、14時頃は30分待ちでした。
これからどんどん暑くなります。
上野公園は緑がたくさんあり、木陰で涼むこともできますが、
帽子や日傘、水分の補充にも気をつけて、熱射病などにならないようにです。
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