西郷隆盛は、1877(明治10)年、明治政府に対する反乱とされる
西南戦争を起こして亡くなる。
西南戦争後は賊軍として扱われ、像を作る事など許されるわけもなかったが
余りある維新への功績と人柄に心寄せる人は多くいたため
大日本帝国憲法発布記念で恩赦を受け宮内省より500円を下賜され、
さらに有志2万5千人の寄付により生前、よく散歩に来た上野に西郷像が作られた。
身長:370.1cm、胸囲:256.7cm、足:55.1cm 正面から見ると頭部が大きく見えるが、
これは像の足元から見上げた場合の遠近感で適正に見えるよう計算されて
作られているためで、実際の西郷の体つきがこうであった訳ではないようだ。
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「敬天愛人(けいてんあいじん)」とは、西郷隆盛が好んでよく使い揮毫した言葉で
天を敬(うやま)い、人を愛する という意味 。
西郷さんの人柄が分かる良い言葉ですね。