アイアイがやってきました

アメリカ・サンディエゴ動物園からアイアイ1頭が来園しました。

2001年10月22日に初めてオス1頭、メス1頭のアイアイがマダガスカルのチンバザザ動植物園から来園しました。その後、順調に繁殖し、現在8頭を飼育しています。血統の更新を行うことにより飼育下個体群の維持に貢献するため、また、まだ解明されていない繁殖、栄養生理等の研究を進めるために、アメリカのサンディエゴ動物園との間でオス同士の交換を行うこととなり、今回上野動物園にオス1頭がやってきました。

【来園したアイアイ】
名前 ヒッチコック(Hitchcock)
性別 オス
年齢 6歳10ヶ月 (2005年2月22日生)
米国・デューク・レムールセンター生まれ
来園日 平成23年12月19日(月)
飼育場所 西園「アイアイのすむ森」
繁殖・研究を主目的とするため、当面は非公開の予定です。
参考 アイアイ(霊長目 アイアイ科)
ワシントン条約附属書Ⅰ表、IUCNレッドリスト:NT(準危急種)、(公財)東京動物園協会保全対象種
学名:Daubentonia madagascariensis
英名:Aye-Aye
体長:頭胴長45cm 尾長55cm
体重:2㎏
分布:マダガスカル島
生態等:夜行性でほぼ単独で生活しています。野生での餌は、果実やラミーという木の実、幼虫などです。一生伸び続ける前歯で堅い実などに穴をあけ、異様に細長い中指をさしこみ中身をかき出して食べます。155日前後の妊娠期間を経て、枝で組んだ巣の中で1頭の子を産みます。
子ども動物園にカピバラがデビューします

カピバラの新しい展示施設を子ども動物園に整備しました。愛嬌のあるカピバラと一緒に、子ども動物園を楽しんでください。

公開日時 平成23年12月22日(木) 15時~
※カピバラが新しい環境にまだ慣れていないため、展示時間が限られる場合や
展示を中止する場合があります。
場所 子ども動物園なかよし広場内カピバラ舎
経緯 子ども動物園ではハツカネズミとモルモットを来園者にじかに触っていただく時間を設けています。この2種はネズミの仲間です。同じネズミの仲間で一番大きなカピバラも間近で見ていただけるようにと、新たにカピバラの展示施設をつくりました。小さなハツカネズミから大きなカピバラまで、似ているところ、違っているところをじっくり観察していただくことができます。
参考 カピバラ(齧歯目 カピバラ科)
IUCNレッドリスト:LC(軽度懸念)
学 名:Hydrochaerus hydrochaeris
英 名:Capybara
頭胴長:100~130cm
体 重:50kg
体 高:50cm
分 布:南アメリカ東部、北部
生態等:川、湖の岸辺の草原地帯にすむ。熱い日中の大半を水中で過ごす半水生動物。夜明け前に採食し、朝は休息、日中は水浴び、夕方に採食といったリズムで暮らしている。カバと同様に長時間水に入らないと皮膚がひび割れてくる。天敵はジャガー、アナコンダ、ボアなどであり、特にアナコンダは水中まで追いかけてくるので脅威である。食性は野生では完全な植物食で、草、水草、木の皮などを食べる。生後15~24ヶ月で性成熟をむかえ2~8頭(平均4~5頭)の子どもを産む。子どもは性成熟に達するまで乳をのみ、平均寿命は野生で8~10歳である。

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