フェルメールの《真珠の首飾りの少女》で話題を呼んでいる

ベルリン国立美術館展 ~学べるヨーロッパ美術の400年~

の内覧会に行ってきました。

2012年6月13日(水)~9月17日(月・祝)の間

国立西洋美術館で開催されます。



ベルリン国立美術館群は、

プロイセン文化財団の組織として、1957年に当時のドイツ議会により、

プロイセン帝国時代の文化財とコレクションの保護を目的として設立されました。

ベルリン国立美術館についての詳細は、公式サイトのこちらを見てくださいね。


壮大な美術品のコレクションの中から、

15世紀から18世紀までのヨーロッパ美術107点が登場しています。


まず、入口を飾っていたのは、様々な形の「聖母子」。

※聖母子っていうのは、マリア様とイエスのことです。


その奥には、

マニエリスムと称される特徴的な絵画や彫刻が並んでいます。

※マニエリスムとは、手足が少し長くてくにゃっとしている容姿に描く感じです。


やや小ぶりサイズながらも、

とても細部まで丁寧に作られているブロンズ像などなど。



大きめサイズの絵画が並ぶこのコーナーは、迫力ありました!!

ルーカ・ジョルダーノの《アルキメディス》は、個人的に一番の作品でした。



そして、こちらも話題を集めている レンブラントコレクション。

右は、美しき《ミネルヴァ》。(ちょっと美輪明宏さんに似てた。)

左の《黄金の兜の男》は、今もなお

レンブラントが描いたものか、レンブラント派が描いたものか、

微妙らしいです・・・。

しかし、どちらにしても、

光の描写は寒気がするほど、綺麗でした。光の観察力が素晴らしい。



そして登場!

フェルメールの《真珠の首飾りの少女》。

真珠の首飾りについているリボンを結ぼうと小さな鏡に向かっている風景。

ふわんふわふわふわ~んという感じの作品(笑)

自然に気持ちが穏やかになりそうな、優しい絵だと思いました。

フェルメール作品が来日すると、大きな話題になるけど、

そんなにすごい人なの???と思われる方もいますよね~。

そこでフェルメールのミニ情報を。

ヨハネス・フェルメールは、

17世紀に活躍したオランダ画家の中でも最も評価の高い画家です。

西洋美術史上、最も才能溢れる画家とも言われていますが、

既存する作品数が大変少なく36点しか見つかっておりません。

生涯についてもあまり知られていないため、

謎のベールに包まれた画家と称されています。

フェルメールの発する光は、温もりや優しさまでもが感じとれるような光です。

ジィーーーーーーーーーっと見て堪能してくださいね。




その他のみどころとしては、とても大きなタペストリーや、


ズラリと並ぶ、素描の数々。

素描のままでも十分素晴らしいと思える、素晴らしい素描です。笑


そして、久々に登場の「これさえあれば博士シリーズ」。

これさえあれば、あなたも素描博士!

こちらは、素描の道具です。

どんなものが使われていたかじっくり観察してみてね。


ビッグサイズの作品はなかったのですが、

絵画・彫刻・素描と、ヨーロッパ美術が堪能できる展覧会です。

この時代背景にある宗教や、革命などにも興味を持って見ていくと

さらに充実した満足感が得られると思います。


ベルリン国立美術館展の詳細は、こちらの特集ページをご覧ください。

招待券のプレゼントもしています。7月16日までご応募受付中!

ちょっと、オマケ。

壁掛けの彫刻を横から見て、立体感を表現してみました。・・・。

音声ガイドは、小雪さんでした。心地よかったです。


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