浅草の吾妻橋から隅田川の対岸をみると、ビルの上に金色の目立つオブジェがみえます。
さて、皆さんはこのオブジェは何に見えますか?
そうですよね、とても食事中には口に出せない「アレ」に見えますよね。
しかし、下町の旦那達(私も)は平気で「アノ単語」を口にします。
実はオブジェのビルはアサヒビール本社ビルで中には素敵なビヤホールやレストランもあります。
そして、ビルの正式な名前は「アサヒスーパードライホール」というのだそうです。
がぁ!私はあのビルが出来てから、ただの一度も「明日は、アサヒスーパードライホールで忘年会だ」とか「せっかくだから、工場直送の美味しいビールが呑めるからアサヒスーパドライホールに行こう!」と旦那達が言っているのを聞いたことありません。
下町のオヤジ達は「アノ単語」にわるガキの時から慣れ親しんできいるので、ごく自然に「明日は、ウ〇コ・ビルで会合だよ」とか「じゃあ、ウ〇コ・ビルに美味いビールでも呑み行くかぁ!」と日常的につかっています。よく考えると恐ろしいことですねぇ・・・
先日も、神谷バーで隣のテーブルの旦那たちが上記のよう会話をしていたら、その隣で電気ブランを珍しそうに呑んでいた観光客風の4人女性グループの「目が点」になっていました。それでも、オヤジ達は構わず「そうそう、ウ〇コビルの(生)は美味いけど、量がすくないよなぁ!、もっと、出せばいいのにぃ!」と恐ろしい会話とつづけていました。
それを聞いている隣の女性達のなんとも言えない表情が忘れられません。でも、この会話がオヤジ達にとって日常茶飯事(にちじょうちゃめしごと、と真顔で言ってたオヤジがいます)だから、なおタチがわるいです。
観光区として台東区の将来を考えた時、あのビルの名前を「ウ〇コビル」と信じて疑わないオヤジ達に「あのビルはアサヒスーパードライホールって言うのだ!」と啓蒙していくことが
観光業の端くれに携わる私の使命だと考える今日この頃です。
ちなみに隣の背の高い建物はグラスに入ったビールをイメージしてつくられたそうです。本体の金色がビール、屋上のもじゃもじゃが泡をイメージしているそうです。でも、私たちは単に「ウ〇コビルの隣のビル」と呼んでいます。