平成28年3月
17日(木)午後6時~午後7時30分
18日(金)午前9時~午後12時30分
浅草寺境内 浅草神社境内にて
浅草寺本尊御示現会「浅草神社宮神輿本堂堂上げ・堂下げ」
が開催されます!
「浅草寺本尊示現会」は、推古天皇三六年(西暦六二八年)三月十八日の早朝、檜前浜成・竹成の兄弟が江戸浦(隅田川下流の宮戸川)で漁をしていたところ、一体の仏像を投網の中に発見し、土師真中知がこれを拝して聖観世音菩薩の尊像であることを知り、従者と共に槐(えんじゅ)の木の切り株に尊像を安置したという「浅草寺縁起」に基づいた行事です。同縁起によれば、その後一夜にして「あかざの草堂」が築かれ、十人の子供の手により尊像は草堂に安置されており、これが浅草寺の創始であると伝えられており、従って「浅草寺本尊示現会」は浅草の町の誕生を祝う行事として行われていました。
また江戸時代までは「三社祭」と一体の行事として神輿の渡御と併せて執り行われていましたが、明治維新以降は神仏分離令によって「三社祭」は五月に行われることになり、右記のような「浅草寺本尊示現会」の本来の意味が見失われがちになって参りました。私達浅草に根付く者と致しましても、この「浅草寺本尊示現会」が一層賑わうように図ることは長年の懸案となっており、平成十二年「古式三社祭舟渡御」の一部として再現させることにより、広く内外に浅草の生誕の歴史を広め、ひいては浅草の町の更なる発展を目指すものとして実施し、毎年3月に開催しています。
行事詳細スケジュール
3月17日(木)
- 午後6時00分: 浅草神社境内神輿庫前に参加者整列
- 午後6時15分: 浅草神社神官、神霊入れの儀斎行
- 午後6時35分: 神輿三基庫出し
- 午後6時50分: 神社参道の一之宮・二之宮・三之宮の順に隊列が浅草寺に向け出発
- 午後6時55分: 浅草寺本堂前に隊列到着
- 午後7時00分: 太鼓の合図で神輿三基堂上げ開始(三之宮・二之宮・一之宮の順
- 午後7時15分: 神輿堂上げ終了
- 午後7時20分: 浅草寺一山式衆読経
- 午後7時30分: 手締め
3月18日(金)
- 午前9時10分: 浅草神社神官祝詞奏上
- 午前9時15分: 浅草寺一山式衆読経
- 午前9時30分: 太鼓の合図で神輿三基堂下げ開始(一之宮・二之宮・三之宮の順)
- 午前10時00分: 後神輿を引き屋台に乗せて本堂を一周庭祭礼
- 午後11時00分: 大手締め
- 午後4時00分: 神輿三基庫入れ
- 午後5時00分: 神霊返しの儀斎行