本日は明日15日(火)から東京国立博物館で開催される「国宝 土偶展」のプレス内覧会へ行ってきました。今回の展覧会は今秋イギリスの大英博物館で行われた「THE POWER OF DOGU」の帰国記念展として行われます。
イギリスでは大変好評だったようで、期間中78,000人もの人が訪れデザインのおもしろさで現代アートの素材にする人もいたようです。

日本での土偶の発掘は18,000点ほどあるそうですが、その多くが一部が欠けて(身体の悪い部分を切り落とし健康を祈る意味があったなど諸説あるようです)見つかることが多いようです。今回の展覧会は欠損の少ない超貴重な土偶の中からつくりのおもしろさ・形のユニークさをテーマに土偶が集められました。中でも土偶の国宝は3点のみであり、そのすべてが見られるのはとても貴重な機会ということです。

土偶といってもそれがいったい何の為に作られたかなどまだまだなぞの多いもののようです。
薄暗い館内の中に光に照らされて浮かび上がる土偶を見ながら、我々の先祖が残した土偶の意味は何だったのか・・・と考えてみるのもいいのではないでしょうか。

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土偶展のはじまりです。

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土偶界の最高宝!土偶国宝を3点揃って見られるのはもう・・・。
左:国宝 中空土偶 縄文時代後期
中:国宝 縄文のビーナス 縄文時代中期
右:国宝 合掌土偶 縄文時代後期

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こちらは教科書でもおなじみの土偶。雪の反射から眼を守るためのサングラスのようなものをつけていると考えられているようですが、他に見つからないため眼をデフォルメして作成したと考えられているようです。
女性というのは初めて知りました。
重文:遮光器土偶

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すべての土偶が360°見られるような展示になっています。

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ハートの顔をしている土偶。顔の形からハート形土偶と呼ばれています。他にも三角や丸などいろいろなタイプの土偶がありました。
重文:ハート形土偶

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様々な種類の土偶との出会い。お気に入りの逸品を見つけてください。

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13000年前の個性豊かな造形美をお楽しみください。

今回の展覧会は子どもにも楽しんでもらえるよう、ジュニアガイドや土偶フィギュアがもらえる企画もあるそうです。お子さんと一緒に土偶界のスーパースターをその眼でご覧下さい。

国宝 土偶展特集はコチラ

【会場】東京国立博物館
【会期】2009年12月15日(火)~2010年2月21日(日)
【時間】9:30~17:00(入館は閉館の30分前)
【観覧料】一般:800円、大学生:600円、高校生:400円
【問い合わせ】03-5777-8600

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