こんにちは。
探検見習いたまきちです。
みなさんは「マンション萌え」「工場萌え」なんてのを聞いたことありますか?
めまぐるしいスピードで近代化された現代日本。
この地に生きる人々はかすかに残る少年期の記憶を辿ってみたくなることがあるはずです。
そうした中、昭和の面影を残す造形物への憧憬が「マンション萌え」「工場萌え」なんていう言葉を産み、写真集まで発売されるようになりました。
さて今回は探検王ジャックがブログ仲間から「ノスタルジックなビルに特別に見学できるんだけど来る?」と誘われていたんですが、
探検見習い たまきちも興味があってのでついていきました。。。
それがこちら上野の歓楽街・仲町通りにある「黒沢ビル」です。
なんと昭和6年に建てられ、あの戦災もギリギリ免れたそうです。(噂では屋上から必死に水を撒いていたとか・・・)
玄関はこちらです。奥にキレイなステンドグラスが見えますね。
なお、ここで予めお断りさせていただきますが、今回は特別に許可をいただき関係者の案内の元、ビル内まで撮影させていただきました。
普段はこのようなことは認められないそうです。黒沢ビル関係者、弊社へのお問い合わせもご遠慮下さいm(_ _)m
さてビルの中から撮影したステンドグラスのアップです。
文句なし星3っつ★★★です(すみません偉そうで ^^;)
見てると健やかな気持ちになれるデザインです♪
玄関直ぐ横にある普段は閉じっぱなしの応接室です。
窓や天井証明にもステンドグラスの細工がなされてます。
応接室を出てすぐ横にある洗面台です。
鏡も当時のままのそうです。ピカピカですね♪タイルも真っ白♪
このビルを大事にする気持ちが表れてます。もうひとつ重要な理由があるのですがそれは後ほど・・・
2階にも同じようなピカピカ洗面台があります。
さらに屋上の方へあがっていくと天窓も見られます。
そして屋上。
今日は陽気もよくてここにいるだけで気持ちよかったです。
場所を変えて撮影。
奥にある窓に囲まれた部屋は紫外線治療室だったそうです。
ん?紫外線治療室って?その謎も後ほど。
さて外観は外から見れるとしても、ビル内部をどうしても直に見てみたいという方 m9(゚o゚*)
目が悪い、または歯が痛いなどあれば、チャンスあります。
実はこの黒沢ビルは小川剣三郎(故)さんという眼科医が建てられたビルです。
今でも小川眼科の名を受け継ぐ眼科医院で治療が可能です。
またこのビルにはめ込まれた見事なステンドグラスは剣三郎さんの兄である著名はステンドグラス作家小川三知氏(故)によるものだそうです。
健やかな気持ちになれるステンドグラス。
ピカピカの洗面台。
屋上にある紫外線治療室。
すべては患者さんのためなんですね☆
最後はこのビルの 国登録有形文化財 のプレートです。
黒沢ビル
東京都台東区上野2-11-6
※治療目的以外の方は外観をお楽しみください!