今でも大正・昭和の面影を残し、レトロな日本の景色を感じられる場所。
そんな観光地としても名をはせるのが谷中になります。
本日もそんな谷中にある、職人の手によるこだわりあるお店をご紹介します!
三崎坂途中のピンクタイルの建物です。
看板と、それにかけられた大きなバッグが目に飛び込んできました。
日乃本帆布(ひのもとはんぷ) 谷中店さんです。
メディア・雑誌等でも帆布の店として何度も紹介されているお店でもあります。
半地下になりますので、階段を下りて、早速店舗へお邪魔致します。
シンプルかつ実用的な作品がずらり並んでいます。
もともと山形県米沢に工房と本店(屋号 牛や)を長く構えていたのですが、
加えて現在では、こちら谷中店さんと2k540店さん。
そして浅草にも、1月末に新店オープンされる予定です。
下町や職人さんの素朴さと、日本本来の面影を今も残すここ台東区に、
あえて歴史ある屋号ではなく、「日乃本帆布」の名でお店を出したのは、
名前よりも、まず商品を見ていただきたいから。
そして、日本の伝統や文化を残し、日本発の作品として世界に送り出して行こうという決意から。
本日お話をうかがった同店の茶原さんから、日乃本帆布さんのこだわりやポリシーを強く感じました。
こちらが、同店で素材として用いられる帆布になります。
そもそも帆布とは、もともとは帆船の帆に使われる布です。
今ではテントやトラックの幌などにも使われていて、とても丈夫で防水性も高いそうです。
ちなみにこちらが、作業工程で実際に用いられる道具の数々。
素材が頑丈な分、逆に加工は非常に大変で、工程中に手の指紋が消えてしまうくらいなのだとか。
それでも、日乃本帆布さんでは、帆布の風合いや丈夫さに魅力を感じ、
また天然素材の魅力も、便利で長く使うかばんなら引き出せると確信したそうです。
そして今でも信念を持って、手づくりの帆布のものづくりを貫いています。
そんなクラシカルで上質なアイテムの中から、私の独断でご紹介させていただきます!
まずはこちらのカジュアルバッグ、¥18,900(税込)。
このようにペットボトルの収容ポケットがサイドについています。
このバッグに限らず、日乃本帆布さんのバッグはポケットなど収納スペースが多い物ばかりです。
茶原さんによると、こういった形は作りづらく、帆布のバッグはシンプルな袋型がほとんどなのだとか。
しかしこちらでは、もともと牛革のカバン屋であった技術を活かし、道具として、少しでも便利で使いやすいものを目指しているのだそうです。
また、直したり、使い込んで色や風合いが変化することで、その人だけの味が出てくる。
そうやって、10年の単位で長く使っていける物として考えれば、素晴らしいと思います。
他にもかばんだけでなく、
お財布や巾着などの小物雑貨。
丈夫かつ防水効果でアウトドアにもぴったりの、ベストやジャケット。(ジャケット¥37,800税込)
日常から長く使っていけるような生活に根ざした商品も多いです。
こういった自然素材そのものの魅力が引き立つ道具にこだわりたい。
それに共感してもらえる人に、是非使っていただきたい。
昔から変わらない、日乃本帆布さんの思いです。
また、日本の技術や文化を取り入れたものとして、こんな商品も。
生地に漆を定着させた(柄部分)、漆と帆布を用いた作品です。
型や色はいくつかあります。
例えばこちらはポケットなど収納の多い、縦長の手提げタイプです。
特に漆は、日本古来の工芸として、国内外で評価されています。
まさに「日本発」に相応しい逸品ですね。
いかがでしたでしょうか?
写真だと、帆布の良さが100%伝わらないのがもどかしいです。
ご興味のわいた方は、是非実際にお店で、帆布に触れていただきたいです!
谷中の散策も楽しめますよ?
それでは最後に茶原さん。
本日は早朝のお忙しいところ快くご対応いただき、まことにありがとうございました。
台東区の情報は
クーポン情報も満載です!
日乃本帆布(ひのもとはんぷ) 谷中店
公式サイト → 帆布 牛や
東京都台東区谷中3-1-5フラット谷中B1-102
03-5834-7315
11:00~19:30