こんにちはSayukiです。
ここ1週間くらいで急激な冷え込みです。私も上着を1枚増やしました。
今回はいつも良く通る春日通り沿いにある、道を横切る度に気になっていたお店をご紹介したいと思います。
木本硝子さんです。
ファミリーレストラン『ジョナサン』・ハナマサの右隣、ガレージに入っていくようなショールームとなっています。
木本硝子さんは、もともと東京浅草で硝子一筋80年の老舗です。
こちらは昨年11月にオープンした、倉庫を改装したショールームなんだそうです。
目印の紺の暖簾をくぐって奥に入っていくと、
様々な硝子食器が綺麗に並んだ真っ白な一室でした。
さて、本日お話を伺ったのは、三代目社長、木本誠一さんです。
お忙しい中お時間頂き、ありがとうございます。
木本社長によりますと、これまでは長く百貨店などに多様なガラス商品を卸してきたそうです。
しかし5年ほど前から、それだけでなく、手作りの工場やガラスの職人さんと協力し、
「現代の価値観やライフスタイルに合う、新しい硝子食器」の開発を進めてきました。
新しいガラスの価値観を生み出そうという努力の末、
誕生したのがこちら、世界初の漆黒の江戸切子なんだそうです!
確かに切子細工というと、赤や青色で、柄も麻の葉などの細かい伝統柄が最初に思い浮かびます。
しかしこちらの食器はどちらかといえばシンプルかつモダン。
コンセプト的には、例えば今時のマンションの一室で、ワインを飲んでも似合うような・・・とのこと。
とにかく、世界で初めてという今までになかった独創性と、手作りならではのぬくもりが、
日本だけでなくヨーロッパやアメリカでも高く評価されているんだそうです。
また木本社長ご自身は、昨年には台東モノマチの第二回実行委員長を務めたり、
地域の活性化や交流、情報発信などの活動も意欲的に参加されています。
そのなかでも、木本硝子さんが行っている特に面白い試みをご紹介すると・・・
・・・なんだか、ビンが綺麗に潰れています。
こちらは、funew(ふにゅ)という、ワインやシャンパンのガラスボトルから生まれたテーブルウェアです。
思わず「なんだろう?」と見てしまいました。
(聞くところによると、先日ご紹介したワイン・スタイルズさんのワインボトルも使われていたりするそうです)
普段ですと、飲み終わったワインボトルなど、捨てるしかないですよね。
それがもったいないと同時に、同じガラスを扱う者として、
木本硝子さんではなんとか工夫ができないかと苦心したそうです。
そして、都内のガラス工場さんなどの協力もあり、結果生み出されたのが、
このワインボトルの新しいエコの形としての提案なんだとか。
都内でごみに出されているビンを回収し、選別・洗浄等の作業を経て、
同じく都内のガラス工場で加工し、見るからにわかりやすくて面白いアイテムとして再利用する。
それらが、日本どころか世界中で注目されるのです。
ある意味究極の地域活性と言えるのではないでしょうか?
今年8月のニューヨークギフトショーや、10月の香港ギフトショーでも高く評価され、
メディアなどでも注目され始めています。
いかがでしたでしょうか?
ガラスといえば、今ではもう安物の代名詞なのかもしれません。
ですがたまには、使えればいい、何でもいい・・・そういうところから一歩踏み出した、
面白い、凝ってる、お洒落~なガラス食器を使ってみるのも素敵なのではないでしょうか。
それでは最後になりましたが、お忙しい中わざわざお時間いただいた木本社長に、お礼申し上げます。
ありがとうございました!
台東区の情報は
クーポン情報も満載です!
木本硝子株式会社
公式サイト → 木本硝子株式会社
東京都台東区小島2-18-17
03-3851-9668
10:00~17:30
定休日:水曜日、土曜日、日曜日、祝日