以前から、寛永寺のご本堂の正面にある、神社の鈴のように紐のついた銅鑼みたいなものがなんていうかわからないので、機会があったらお坊さんに聞いて みようと思っていたら。
(まん中の白い紐の上についている物です)
先日、朝の散歩の途中で寛永寺でお参りに行った時に、作務衣を着て、落ち葉掃除をなさっていた若いお坊さんがいらっしゃったので「あちらは何というものですか?」とお尋ねしたら「あれは鰐口(わにぐち)というものです」とおしえていただきました。
「お寺には珍しいのではないですか?」と続けてお尋ねしたら、笑いながら「いいえ、特に珍しいものではありません」とお答えいただき、私が「何の為にあるものですか?」と続けてお尋ねしたら。
「神社の鈴と基本的には同じで、仏様にお参りさせていただいていますと、お知らせするためのものと考えていいでしょう」と教えて下さいまました。この間僅か1分足らずのやりとりでしたが。
その若いお坊さんのとても親切な話し方、そして爽やかな笑顔がとっても印象的でした。
寛永寺の境内の冬枯れの木々を背景に、その若いお坊さんの笑顔がとっても清々(すがすが)しかったです。
そういえば、西郷さんのそばの清水堂にも同じような物があった事を思い出しました。近々、確認してきます。
これもジモジーの心得の一つ、「あやふやな時は、ちゃんとウラを取ること(確かめる)」です。でも、まだまだ暇道修行が足りないと、勉強不足を痛感しました。