075383.png昭和30年代の上野浅草の悪ガキ言葉は今考えると強烈でした。

以前、アサヒビール本社ビル(正式名称・アサヒスーパードライホール)を、元・悪ガキの下町のオヤジ達がなんの疑いもなく「ウ〇コビル」と日常的に呼んでいるとお話しましたね。

昭和30年代この辺の子供達はどういう訳か「この種の言葉」が「大好き」です。わけもなく会話に入れるなら「子供っぽいなぁ」と微笑ましいのですが。当時の下町遊びの王道である「ベーゴマ」での、ルールやまわし方にも「この種の言葉」が正式(?)名称として使われていました。もう、スタンダード・ワードになっていました。

本当に不思議です。このあたりの事を研究して学会発表したら、民俗学的に評価されて柳田国男賞がもらえるかもしれません。

その代表的な表現を用いている2種類ある「ベーゴマのひもの巻き方」の呼び方をご紹介します。但し、風紀上の理由で、そのまま表記できないことをご了承下さい。

最近では上品に、「男巻き」「女巻き」と呼ぶそうですが、私の記憶では当時そんな風に呼んでた奴はタダの1人もいませんでした。

「男巻き」は「CHI〇コ巻き」、「女巻き」は・・「MA・」あっ、やっぱりやめます。「女巻き」の呼び方は恐ろしくてかけません。

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その上、ベーゴマ中のだと興奮してきて(巻き)の言葉が抜けて「やっぱりCHI〇コより、MA・・のほうがリキ(力)はいるよな」とか「いや、俺はやっぱりCHI〇コは、ひっかけには、向いているぜ!」とか、とにかく「チ」だとか「マ」だとかの単語が行きかっていました。今考えると「恐ろしい会話」でした。

そんな悪ガキ共がオヤジになってるのですから、よく考えてみれば「アサヒスーパードライホール」を「ウ〇コビル」といっても仕方ないのかもしれませんね。大目にみてくださいませ。ちなみに浅草を案内した外国の観光客もやっぱり「そう見える」そうですよ。

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