安土桃山時代に活躍した絵師、長谷川等伯の作品を一堂に集めた史上最大の特別展「長谷川等伯展」が明日2/23から東京国立博物館で開催されるということでその内覧会へ行ってきました。

この展覧会は今年で没後400年を機に開催され選りすぐりの作品の中から、代表作や未発表作を一堂に集めた内容になっています。こちらの内覧会では、注目の高さを物語るように他の展覧会の内覧会より多くのマスコミが来場していました。

あの秀吉をもうならせた絵師ということで、こちらの展示を見てきましたが絵のバリエーションの豊富さ、そして迫力に見入ってしまいました。予定時間ぎりぎりまで見てもまだ見たくなる作品。当時の色で見られたらどんなに魅了されたことでしょう・・・。戦国武将をとりこにしてきたというのがわかるような気がしました。

戦国の世、激動の時代の中、見事な筆で秀吉や利休を魅了し、時に精緻に時に豪放に描いた絵師 等伯。生涯を通してあつい信仰をもって生きた等伯渾身の作品をお楽しみください。


マスコミ各社もかなり注目している様子で、多くの人で賑わっていました。


十六羅漢図 長谷川等伯(信春)筆 石川・霊泉寺
羅漢は修学完成してさらに学ぶべきことなく、尊敬を受けるに値した位に達した聖者を意味している。


達磨図 長谷川等伯(信春)筆 石川・龍門寺
曾我派の絵師に絵を学んだとされる達磨図。大徳寺に伝わる達磨図を参考に描いたそうです。


千利休像 長谷川等伯筆 京都・表千家不審菴
大徳寺三門の金毛各建立の時に対面しているようです。この絵は利休が亡くなった後、生前スケッチしたものを元に描かれており、茶の湯の大成者としての個性をあますことなく描かれている。


花鳥図屏風 長谷川等伯(信春)筆
信長や秀吉が好んだ金碧図。等伯最初の金碧図といわれているそうです。


仏涅槃図 長谷川等伯筆 京都・本法寺
絵師としての絶頂期に息子で弟子が急死してしまう。この絵は長谷川一門あげて制作した作品。本法寺開山の日親上人以下歴代住職、父母そして息子ら等伯の一族の名が記されており、等伯のあつい信仰と一族の祈りが込められている。10×6メートルの大作。


枯木猿猴図 長谷川等伯筆 京都・龍泉庵
牧けいの「観音・猿鶴図」を学びその成果として描いた作品。こちらの方が線がはっきりと描かれているそうです。

展覧会最後に等伯の代表作の松林図屏風があります。なんともいえない墨の濃淡で描かれ、幻想的な世界へ導かれるような作品。わが国の水墨画の最高峰といわれるこの作品は是非ご自身の目で感じてください!

こちらの展覧会は会期が1ヶ月と短くなっています。お早めにどうぞ。

長谷川等伯展の特集はコチラ
【会場】東京国立博物館
【会期】2010年2月23日(火)~2010年3月22日(月)
【時間】午前9時30分~午後5時、金曜日は午後8時(入館は閉館の30分前まで)
【観覧料】一般:1,500円、大学生:1,200円、高校生:900円
【問い合わせ】03-5777-8600

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